電子タバコ(ベイプ)と普通のタバコの違い

32
by Vaping360

電子タバコ(ベイプ)と普通の紙巻きタバコとの違いは何なのか?

電子タバコ自体をよく知らなければ、当然気になりますよね。

この記事では、それぞれのメリット・デメリットを比較してご説明します!


電子タバコのメリット

ニコチンが含まれていない

日本では法律上、ニコチン入りのリキッドを売ることはできません。
そのため、日本の電子タバコにはニコチンが含まれていません。

ちなみに電子タバコのフレーバーには『タバコ味』や『メンソール』もあるので、単にタバコの味が好きだという方にはオススメです。

健康被害がない

ニコチンが含まれていないので、発生するのは水蒸気のみです。
タバコ葉を燃焼させるわけではないのでタールも発生しません。
本人はもちろん、副流煙や受動喫煙による周囲への健康被害がありません。
ニコチンが欲しいというよりは、煙を吸い込んでいる感覚が好きだという方にはオススメです。

どこでも吸えます

健康被害がないので、基本的にはどこでも吸ってOKです。
ただし、電子タバコを知らない方が見て誤解する可能性もありますので、TPOをわきまえてマナーを守って楽しんでくださいね。
「電子タバコだからいいだろう」と禁煙エリアで吸うなど、わざとトラブルの原因になるような行動は慎みましょう!

お金を節約できる

詳しくは当サイトの記事『電子タバコって本当に節約できるの?』をご覧ください。

禁煙できる

詳しくは当サイトの記事『電子タバコって本当に禁煙できるの?』をご覧ください。

紙巻きタバコのメリット

ニコチンが含まれている

さっきと言うことが反対のようですが、タバコを吸う人にとってはニコチンが含まれていることがメリットです。
自分にはどうしてもニコチンが必要だ!というニコチン中毒や依存症の方には、電子タバコは向いていないかもしれません。
ただし、タバコを吸う仕草で集中できる、癖になっているだけといった場合は、健康被害がない分オススメです。

ただし最近では、Ploom TECH(プルーム・テック)のたばこカプセルを取り付けられる電子タバコ(ベイプ)も発売されています。タールは発生しないので、ニコチンだけを摂取したい場合にはこういった方法もあります。

Ploom TECH(プルーム・テック)のカプセルが使える電子タバコ、vPen(ヴィーペン)


電子タバコの デメリット

電子タバコ本体の代金がかかる

最初に少しだけまとまった金額が必要です。ただし、1日1箱吸う人であれば、
合計金額は1か月目から電子タバコの方が節約できる計算になります。

本体が故障した場合には高くついてしまうので、乱暴に扱わないよう注意してください。
また、中国製の低価格な商品には粗悪品が多く、故障の頻度が高いようです。
安物買いの銭失いにならないよう、信頼できる製品を買うことで無駄な費用を抑えましょう。

最近は電子タバコ市場が拡大し、2000円代、3000円代の安価で高性能なスターターキットもたくさん出ています。

バッテリーの充電が必要

電子タバコは携帯電話やデジタルカメラと同様に、充電の必要があります。
フル充電には数時間程度かかるので、頻繁に吸う人は交換バッテリーやモバイルバッテリーを用意しておくことをオススメします。

本体にも色々な種類があるので、違う種類の本体を買って使い分けるのも楽しいですよ(*^^)v

どこでも買えない

紙巻きタバコならコンビニや自動販売機でも買えますし、買ってすぐ吸えますよね。
電子タバコは売っているところが少ないうえに、充電する必要があるので買ってもすぐ使えません。

外で吸いたい場合は、外出時に忘れないように気をつけてください。
家用には煙がたくさん出るタイプ、外出ようにはタバコサイズの目立たないタイプなど、本体を複数個買って使い分けるのもオススメです。

部品交換が必要

コイルなどの劣化する部品は一定期間で交換する必要があります。

また、アトマイザー(リキッドを入れるタンク部分)は、味が混ざったり残ったりしないようにリキッドの種類ごとに使い分けることが推奨されます。
よく洗ったとしても、どうしてもニオイが残ってしまうことがあります。
ただし全リキッドごとに1個ではなく、メンソール系で1個、甘い味で1個などで大丈夫です。

電子タバコや周辺機器は、現在は通販で買うことが多いので、送料の節約のためにも、必ず必要になる部品はまとめ買いしておきましょう。

紙巻きタバコのデメリット

火傷、不始末による火事の原因

直接火を使うので、火傷や火事の原因になります。例えば平成26年の大阪市の火災原因の件数2位は、タバコの不始末によるもの。1位が放火であることを考えると驚異的な数字です。

ただし電子タバコも「メカニカルMOD」と言われる上級者向けのタイプを知識なく使用した場合には、爆発する可能性があります。海外などで爆発事故を起こしているものは、ほとんどこれが原因です。
きちんとした知識を持ち、安全には十分気をつけて楽しみましょう。

副流煙による受動喫煙や周りへの健康被害

吸っている自分だけでなく周囲の方へも悪影響をおよぼします。
タバコが嫌がられる原因の1位がこれではないでしょうか?

ニオイ

タバコを吸っている本人は気付いていませんが、吸わない人にはすぐわかりますね。
10メートル先を歩いている人が吸っていても臭って来ます。
入り口に灰皿を設置しているコンビニなどは、その前を通る非喫煙者の方が小走りしていることも…個人的に、タバコが嫌がられる原因の同率1位だと思います。

家族に気を使ってベランダで吸う方もいますが、よその家のベランダにニオイが行くので止めた方がいいです(;・∀・) 洗濯ものにニオイがつくので嫌がられますし、マンションのご近所トラブルの中でも上位の問題になっているようです。

口臭や歯の黄ばみ

これも本人は気付いていないことが多いですが、口臭がすごいです。
タールが舌に付着すると舌苔(ぜったい)ができやすくなります。舌苔(ぜったい)には細菌が大量に繁殖しているので、かなりひどい口臭の原因になります。

吸い殻、灰の処理

吸い殻や灰が出るので、捨てないといけません。道ばたにポイ捨てする人が多いのも、タバコが嫌がられる原因の上位だと思います。
タバコを吸わない人は絶対にタバコの吸い殻を捨てないので、世の中に捨てられているタバコの吸い殻はすべて喫煙者が捨てたものなのです。

新しいタバコを開けたあと包装フィルムをそのまま道に捨てる喫煙者も多いですね。
道路は喫煙者の灰皿ではありませんよ!

また、あまり知られていませんが、タバコのフィルターはプラスチックの一種で作られています。
見た目からなんとなく綿か何かのように思えますが、放っておいても土には還らずずっと土壌を汚染し続けます。

さらに雨などで排水溝に流れ込み、小さく砕かれ川や海まで流れていく場合もあります。
そうなったタバコの吸い殻はマイクロプラスチックとなり、海洋生物の汚染にも繋がり、近年欧米ではこの問題が大きく取り上げられています。

室内での喫煙によるヤニ汚れ

喫煙者の友人が家に来て、室内で吸おうとされると殺意が湧きますね(-_-メ)
マンションだと、退出時にハウスクリーニング費用を余分に請求されることもあるようです。


電子タバコ(ベイプ)と普通の紙巻きタバコ、それぞれのメリットとデメリットについてご説明してきましたが、いかがでしたか?
それぞれのメリット、デメリットをよく理解して正しく楽しんでください。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする