電子タバコって本当に禁煙できるの?

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禁煙が目的で電子タバコに興味を持った、という方も多いのではないでしょうか。

2016年01月には、電子タバコがイギリスで「禁煙補助薬」として正式に認可されましたが、
日本ではどうなのでしょう?

本当に禁煙できるのか、この記事で詳しく説明します!


日本では「禁煙補助薬」にならない

イギリスのニュースを見て、「電子タバコは禁煙できるんだ!」と思うのは少し早合点です。
というのも、イギリスの電子タバコリキッドにはニコチンが含まれているからです。
ニコチンの含有量が少ないリキッドに段階的に切り替えていくことで、禁煙補助となるのです。
日本で処方されるニコチンパッチと全く同じ使い方ですね。

日本の電子タバコリキッドには、元々ニコチンが含まれていません。
だから、そういった意味では禁煙補助薬とはならないのです。

でも、禁煙効果はある!

イギリスとは違うからと言って諦めるのは早いです。
実は、タバコを吸う動作自体が癖になっている方の場合、禁煙効果は十分にあります。

「タバコを吸っていると集中できる」という方がいらっしゃいますが、
紙巻きタバコを吸うとニコチンにより血管が収縮するので、脳に届く酸素量が減ります。
そうすると脳は酸素不足になり、実際には吸っていない時より作業効率は落ちます。

じゃあ集中できるというのは嘘なのか?というと実はそんなことはなく、
タバコを吸う動作によって自分で集中しているのです。
ラグビーの五郎丸選手のキックの前のポーズや、野球のイチロー選手が打席で行うポーズなどと同じ、
いわゆる『ルーティーン』効果によって集中できているのです。

そのため、ニコチン依存症や中毒以外の方であれば、
ニコチンが含まれていない電子タバコを吸う動作で、十分禁煙することができます(*^^)v
それどころかニコチンで血管が収縮しない分、集中力が増すハズです!

まずは『減煙』!紙巻きタバコと電子タバコの併用

急に紙巻きタバコから電子タバコに切り替えるのではなく、併用から始める方もたくさんいます。

紙巻きタバコを吸っている人は、3回に1回を電子タバコにして『減煙』してみましょう。
それで大丈夫そうなら2回に1回を電子タバコ、3回に2回を電子タバコ・・・と徐々に電子タバコの割合を増やし、
最終的には電子タバコに切り替えていくことで、ニコチンパッチと同じような効果が見込めます。

「明日から一切吸わないぞ!」と極端な『禁煙』をすると諦めてしまったり挫折する方が多いです。
まずは無理なく併用からはじめることをオススメします(^◇^)

もちろん重度のニコチン依存症の方の場合は無理なので、禁煙外来などで相談してください(-_-)

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