2017年7月14日-16日に開催された『VAPE EXPO 上海』に参加してきたので、撮影した写真とともにレポートします。
そもそも『VAPE EXPO』とは?
『CECMOL』が開催する電子タバコ展示会です。
中国ではこれまで深圳や北京で開催され、先日はイギリスやロシアでも開催されました。
電子タバコ本体のメーカー、リキッドメーカーはもちろん、ドリップチップ、リキッド容器、MODに貼るシールなどの小物、スタビライズドウッドを使ったアクセサリー、果てはリキッドを詰めるための数百万円の機械まで、電子タバコに関連する企業と製品が集まります。
電子タバコ展示会を開催する企業は中国に2社ありましたが、少し前にCECMOLがもう1社を買収したことで最大かつ唯一の展示会開催企業となりました。今後の展示会もCECMOLによって開催されると思われます。
VAPE EXPO 上海 2017の会場について
『上海新国際博覧中心』という、アジアでは2番目に大きい国際展示場で開催されました。
広大な敷地に17棟もの展示会場が連なっており、今回はそのうちのE7という会場が使用されていました。EはEastで、E1-E7まで。他にW、Nがそれぞれ5棟ずつあります。端から端まで歩くだけで大変なので敷地内は無料の送迎カートが走っています。
会場は地下鉄の駅とショッピングモールに隣接しており、交通や食事の便は良かったです。
メイン入り口は3か所あります。E7に一番近いのはどの入り口かを事前に調べておかないと、場内の移動だけでも時間をとられます。他の展示会が開催されていないと無料の送迎カートが走っていない場合もあります。
展示会の看板が各所にありました。上海はかなり暑かったのですが、地元の人はほとんど汗をかいていませんでした。
わかりづらいですが、白い屋根の建物がすべて1つの展示会場です。同日にウェディングフォトのイベントなども開催されていました。
スターバックスやファミリーマートなど、日本でお馴染みのお店もたくさんありました。上海は暑いのでソフトクリームが人気のようでした。
入場の手続き
メイン入り口には写真のような手荷物検査の機械が設置されています。
日本では飛行機に乗る時くらいしか見ることがありませんが、上海では地下鉄に乗る場合でも手荷物検査が必要で、これは毎回面倒でした。2010年の上海万博の際に設置されたそうです。
メイン入り口で入場許可証をもらうための受付を行いました。ちゃんと海外から来た人用の窓口が分けられており英語が通じます。スタッフTシャツを着た人がたくさんいるので、わからなければ聞くこともできます。
用紙にも中国語と英語のどちらかで記入します。またはスマホで登録することも可能です。
私たちは招待してくれたCECMOLの人と一緒に入ったのですが、その人が顔パスで行こうとしたらバイトのスタッフに許可証がないと止められていました…(笑)
会場内の様子
会場に入った瞬間からVAPEを吸っている人だらけ。写真の天井付近が白っぽく見えるのは、すべてVAPEのミストです。
グリセリンの甘い香りも常に漂っていて、これだけ多くの人が一斉にVAPEを吸っている様子を見られるのはEXPOならでは。
初日のみ、講演やダンスイベントなどを行うブースが設置されています。音楽も大音量でかかっていてイベント感がすごい。雰囲気づくりのために日本のバイクも停められていました。
大手メーカーのブースは広くて細部までこだわっています。
リキッドつかみ取りや長すぎるチューブなど、アイディアで勝負するブースも。
「¥128」と書いてありますが128元です。中国元は日本円と同じ¥マークを使います。
2100円ちょっとで30mlボトルのつかみ取りができるのでお得ですね。
コイルなどの小物はその場での販売も行っていました。買ってすぐ使う人も。
ベイプオンラインの取引メーカーのブース
台湾リキッドのメーカー『禁菸區(UnSmokeZone)』も出展。
日本同様にEXPO会場でもお茶系リキッドが人気で、買ってすぐ吸っている人も。
ほとんどのブースにはイスとテーブルが置かれているので、VAPEを吸ったりその場でビルドしたりと、みんな自由に楽しんでいました。
特注でスタビのアトマイザースタンドを作ってくれた『BETTLE CRAFT』も出展。こちらも台湾のメーカーです。普段は主にスタビのメカチューブを作っています。
下の写真はわかりづらいのですが、「木目金(もくめがね)」という加工技術を使って木目のような模様を浮かび上がらせたチューブです。完全ハンドメイドです。
木目金は江戸時代に日本で生まれた技術だそうですが、台湾に渡り今でも受け継がれているようです。
ステッカーもどことなくスタビっぽい色合い。
次回のVAPE EXPOは・・・
3月にインテックス大阪で開催されます。
【追記】
VAPE EXPO JAPAN公式サイトや公式SNSアカウントが開設されていますので、ぜひチェックしてみてください。入場の事前申し込みもこちらから行えます。
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